2018年8月15日に発売された、田村ゆかり2ndシングル(?)「永遠のひとつ」
そのMV撮影地である伊豆諸島の新島に行ってきました。
駐在さんがアニメよりガチっぽい警察だ・・・。
さて、異常に長かった製作期間を経て今夏放送となったアニメ「ISLAND」ですが、
舞台となっている“浦島”のモデルが新島ということで、フェリーを運航している東海汽船
さんとISLANDのコラボが6/26に発表されました。
7/1~9/30の間、各港出港時と新島・東京入港時に御原凛音(CV:田村ゆかり)で船内
アナウンスが流れるのです。
これはぜひ聞きたいと思ってすぐに新島に行く計画を立てたのですが、ISLANDのOP曲
となる「永遠のひとつ」のMV撮影地がどうやら新島らしいと判明し、CD発売後の出港
となりました。(8/16~8/18の二泊三日です)
アニメディア9月号インタビュー記事によると
>>MVの監督から「島で撮るイメージなんですが、沖縄ではなく式根島や新島はどうでしょう?」とアイディアをいただきました。それでちょうどアニメの舞台となっている島が新島をモデルにしていたので、新島に行って撮ることになったんです。
【インタビュー】田村ゆかりがニューシングル「永遠のひとつ」について語る! | 超!アニメディア https://t.co/NKwg5XtEH3
— アニメディア@9月号表紙は新幹線変形ロボシンカリオン、HUGっと!プリキュア。はたらく細胞設定資料集 (@gakken_animedia) 2018年8月21日
なるほど、はじめから「ISLANDのOP曲だから新島で撮る」と決まっていたわけでは
ないんですね。
というわけで、新島へは凛音ちゃんの声が聞ける高速ジェット船で向かいます。
東京竹芝客船ターミナルに着くと、お盆休み後半戦ということでかなり混み合ってました。
船のチケットはインターネット予約&決済していたので、チケット窓口で予約番号を
提示してチケットを発券してもらいます。
チケットの半券には、自分の住所氏名や渡航目的などを記載する欄があるので、船に乗る
までに記入しておきましょう。
また、手荷物制限があり、規定の寸法・重量を超過すると追加料金がかかるので注意です。
ジェット船に乗り込み出港5分前になると♪我は海の子~のメロディが流れ、凛音ちゃんの
船内アナウンスが始まります。
>>テレビアニメISLANDの御原凛音です。本日は高速ジェット船セブンアイランドをご利用いただき誠にありがとうございます。(この後、船内での注意事項などを伝えてくれます)
※出港直前にもう1度流れたので、数分おきにリピートしてるようです。
フェリーというと結構揺れる印象なのですが、この高速ジェット船(ジェットフォイル)は一定のスピードに達すると水中翼のみが着水し、船体自体は海面から浮き上がり離れるので、時速80キロで航行するもほとんど揺れないという代物らしいです。
ジェット船|東海汽船株式会社 | 東海汽船株式会社 | 伊豆諸島へ行く船旅・ツアー
確かに2時間半ほどの航海でしたが、ほとんど揺れず、だいたい熟睡してました。
途中、大島に入港すると出港前にまた凛音のアナウンス(前回同様)がありました。
新島に到着すると、♪我は海の子のメロディとともに再びアナウンスがはいります。
>>アニメISLANDの舞台にもなった新島は、東京から約160km、人口およそ2200人の島です。(この後、新島の様々な情報を伝えてくれます)
(新島に着いたぞー!)
新島港に着くと、宿名のボード書いた方たちが待っており、宿泊予定の方は車で宿まで
案内してもらえます。
僕はというと、お盆で民宿の宿泊費が高いことと、繁忙期にぼっちで予約をとったらホストに嫌がらせされるのではないかという被害妄想と、もし食事が広間みたいなとこだったらひとつ屋根の下でウェーイ達と過ごすことになる生き地獄に耐えられなそうだったので、野宿(キャンプ)することにしました。
新島港にある観光案内所でレンタサイクル(観光案内所でも借りれるけどちょっとお高め)
やスーパー(19:00閉店)の場所を聞き、市街地の地図をもらいました。
※ちなみにレンタサイクルは中心街にいけばそこら中にあります。
なお、新島島内の携帯電話電波状況は基本的に3G通信となるので、地図に慣れている人
なら、オフラインで起動する地図ソフトや、新島村観光情報サイトのパンフレット等を
観光パンフレット・動画|観光情報|東京都新島村ダウンロードしておくと便利かも
しれません。
海岸線をとぼとぼ歩きます。
新島は十数個の流紋岩質の火山から成り立っており、切り出した『コーガ石』と呼ばれる
流紋岩を利用した人工物は、新島の各所で見ることができます。
渋谷駅西口にあるモヤイ像もその一つで、あれは新島から寄贈されたものだそうで。
新島港から北に海岸線を歩いていくと、モヤイ像がいっぱい鎮座しています。
(あと、トイレもコーガ石でした。)
15分ほど海岸線を歩くと、新島の中心街『本村』へ着きました。
新島レンタカーの梅仁さん新島レンタカー(梅仁)のご案内で原付バイクを借りて、
ピンクの原付きおじさん誕生!
MVサビで登場する石山展望台へ向かいます。
足腰に自身があれば徒歩でもいける距離ですが、車かバイクで行ったほうが無難です。
ワインディングロードを原付バイクで登っていくと、コーガ石の案内石発見。
さらに細い道を数分走ると石山展望台に到着です。
燦々と降り注ぐ太陽と強い海風は、まさに永遠のひとつのシチュエーション!!
展望台からの景色はこんな感じ。
しかしメイキングを見る限り、撮影地は展望台の北東にある少し高い丘の上ですね。
ここは展望台として整備されておらず、石山の登山道からも外れています。
おそらく採石場の一部と思われるので、たぶん立ち入らないほうがよいです。
さて、下山して今晩の宿、羽伏浦キャンプ場へ向かいます。
利用無料で炊事場も整っている(調味料・カセットコンロ・フライパンもあり)便利なとこ。
隣接するクラブハウスで受付を済ませたら設営開始。
キャンプなんて15年ぶりですよ。
この日のために買ったムーンライトⅠ型でソロ△キャンです!(某アニメは見てない)
寝袋とコットも買ったから、民宿泊まるのと値段変わらないんじゃないかっていうね。
さて、このキャンプ場はMV撮影地でもあります。
キャンプ場広場のやや上の方にあり、特徴的な木なのですぐわかると思います。
が、設営にも比較的好条件の場所なので、テント立ってたらどんまいです。
この日もこの写真のちょっと左でウェーイがハンモックで昼寝してました。
次はその近くの羽伏浦海水浴場へ。
アニメISLANDで主人公が打ち上げられていた場所ですね。
MV冒頭の羽伏浦海岸を北に望むこちら。
サーフィンのメッカで、この連休も日本サーフィン連盟の大会が開催されていました。サーフィンするウェーイとパイオツカイデービキニチャンネーがウェイウェイしてます。
次は神社の前、木のトンネルを歩くシーン。
羽伏浦海水浴場から海岸線の道路を南に行き、空港をすぎてS字カーブを曲がると、
木のトンネルの道がはじまります。おそらくその入口付近と思われます。
カラスの巣があるのか、メイキングと同じように僕が行ったときもカラスがいました。
ちなみにこの道をさらに南に行くと、シークレットと呼ばれるビーチへの入口があります。
まぁ、『シークレット』と言っても《この先 シークレット⇒》という看板があるほど
全然シークレットじゃないんですが、海へでるまでの道はなかなか険しいです。
このビーチはアニメISLAND、凛音のシークレットビーチの波音を録音した場所です。
観光スポットでもあるので、お暇な方はどうぞ。
次はMV時系列通り、神社へ行きましょう。
十三社神社(じゅうさんしゃじんじゃ)は、東京都新島村本村(新島)に鎮座する神社。新島の総鎮守で、「明神さま」とも呼ばれるんや。東京都神社庁の管轄。また、伊豆諸島最大規模の神社である[1]。神社の背後には宮塚山の絶壁が見えるんやで。
海からは離れていて、この繁忙期でも参拝者は誰もいませんでした。
静かで心休まるとてもいい場所なので、今回の聖地巡礼いちおしスポットです。
また、すぐ近くにMV撮影で利用された新島小学校があります。
小学校の東側にまわると、校庭と青い校舎を見ることができます。
東側には校門があるわけではないので敷地内に入ることも可能ですが、夏休みとはいえ
校庭を開放しているかは不明なので、入りたい方は新島港の観光案内所で聞きましょう。
撮影は控えさせて頂きました。
次はMV冒頭で新島にたどり着いたゆかりんが立っている波止場。
前浜児童公園前のこちらになります。2つ並んでるから見つけやすい。
釣りスポットなので、車が止まっていたり釣り人がいたりするかもしれません。
次は民家を歩くシーン。メイキングで映っていましたがMVでカットされてた場所は、
お弁当屋さんとお土産屋さんがある十字路の近く。
MV本編シーンのコーガ石のブロック塀に囲まれた未舗装道路は、みつけることができ
ませんでした。ちなみにtwitterで探してみると『砂んごいの道』との噂。
コーガ石のブロック塀は島内のいたるところにある、というか99%のブロック塀は
コンクリートブロックではなくコーガ石なので、あまり探すポイントになりませんが、
未舗装道路は僕が散策したところ本村地域ではここしかないと思うので、おそらく正解
でしょう。
(でも現地いったのに撮影ポイントわからなかったんだよなぁ・・・。撮影カメラって結構望遠だったりするので実際の見え方と奥行きや画角みたいなものが違うことがあるので気づけなかったのかもしれないなぁ・・・。)
ちなみに『砂んごいの道』とは新島の方言、“砂のままの道”というような意味。
かつては新島の道路はみなこの場所のように“砂んごいの道’でしたが、現在は整備が進み
アスファルト舗装へ。しかし、ここだけは地域の方の協力で昔ながらの景色を保存してい
るようです。
砂んごいの道は、その名の通り未舗装の砂の道で、案内&解説の石碑も立っているので、
こちらも場所さえわかっていれば迷うことはないと思います。
最後はメイキングでゆかりんが太陽の写真を撮り、MVの終着点であるビーチへ。
このビーチは遊泳禁止ですが、毎年夏の1ヶ月間、WAXというビーチラウンジが設営され、
夜になるとウェーイがイカした音楽をDJでダンスミュージックして、バーでお酒を飲んで
ディスクジョッキーするんだと思います。知らんけど。
ということで、僕がいったときもMVやメイキングになかった仮設建物がありました。
ただ14年の歴史をもつWAXですが、惜しまれながら今年でその歴史に幕が降りるようです。
そういえば帰りの高速ジェット船ですが、波が高かったため新島北部にある若郷漁港
(渡浮根港-トブネ-)からの出港になりました。 若郷地域は徒歩・自転車通行不可の
平成新島トンネルの先にあるため、宿の送迎がない場合はちょっと大変です。若郷漁港
出港の際は、出港1時間前に新島港を出発する臨時バスに乗って若郷漁港へ行きましょう。
若郷漁港発着の場合は当日8時頃の島内放送か東海汽船HPでみれるので、帰るときは
注意です。
逆に、行きのジェット船で若郷に入港し、宿の送迎がない場合は、港からすぐバスに乗
って平成新島トンネルを抜けましょう。若郷に聖地はありません。
そして帰りも凜音のアナウンスを聞いて東京に戻りました。
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というところで聖地巡礼は終わり。今回はわからないことも多かったので、2泊3日で
行きましたが、上記の場所をまわるだけなら1泊2日で十分だと思います。
ちなみに島内での晩飯ですが、野宿組の僕は2日連続で『どさん子ラーメン』でした。
なんで新島に来てまでチェーン店へ?と思うかもしれませんが、お盆休みの繁忙期で
サーフィンの大会まで開かれていたこの期間、夜はどの店も満席で島内唯一のチェーン
らーめん店であるどさん子しか入れなかったのです!! うまかったけどね!!
一応2日目の昼は新島で有名な『栄寿司』さんで名物の島寿司を食べましたが、昼は50食
限定で、最近テレビでも紹介されたこともあり大変な混雑でした。
11:30開店なので11:20頃に待機列へ並びましたが、テーブル4~5つとカウンター席くらい
の決して広い店ではないので、開店後もあと数組というところで入店できず、結局のところ
目当ての島寿司にありつけたのは並んでから1時間半後でした。うまかったけどね!!
時期も悪かったですが、おそらく並んだタイミングも悪かったです。
3日目の朝は同じく有名で開店前から行列ができる『かじやベーカリー』へ行きました。
開店30分後にいくと棚にパンはほとんどなく、入って右手にある厨房に向かって並んで、
オーダーメード形式。待っている間にも、パンズやサンドイッチの一部の具材は売り切れ
になりましたが、僕はメンチカツサンドとエビグラコロッケサンドを注文して購入。
熟練のおばあちゃんが目の前で手際よくサンドイッチを作ってくれますが、具が多すぎて
食パンからはみでるコストパフォーマンスでした。もちろん味はうまかったけどね!!
聖地巡礼がさっくり終わり日程に余裕があったので、中日はお隣の式根島に行きました。
新島港のとなりの新島漁港でチケットを買って連絡船にしきに乗船。
1日3~4便だけど、往復840円でお安い。そして10分少々で着く。
砂浜が多くサーフィンに適した新島と対象的に、磯が多くシュノーケリングに適した式根島。
あと温泉がクソ熱い。気をつけろ。
ちなみに新島はパイオツカイデービキニチャンネーがビーチを歩いていますが、式根島は
シュノーケリングが主ということで家族連れが多いです。
(´-`).oO(式根島にいる子持ちの人妻の方がいいなぁ・・・)と思うアラサー男子であった。